こんにちは。ライフオーガナイザーのayaです。
最近私が図書館で借りた絵本でとても素敵な本があったのでご紹介したいと思います。
この絵本は何回も読み返したくなる絵本でした。
「かべの むこうに なにが ある?」 ブリッタ・テッケントラップ著 風木一人訳
・・・どこまでも続く大きな赤い壁がありました。
壁がいつからあるのか、どうしてあるのか誰も知りませんでした。
ちいさいねずみは思いました。「壁の向こうに何があるんだろう?」
周りの動物達に壁の向こうのことを聞いてみても、誰も知りません。
気にする者さえいないようでした。
そんなある日、壁の向こうから空色の鳥が飛んできました・・・
この物語、私の想像と色々違っていて驚きでした。
そして、自分の思い込みに気づかされる1冊でした。
この絵本のねずみさんは、どうしても壁の向こうが知りたいんです。
私は、「ねずみだから、壁をガジガジ削って小さな穴を開けて向こう側に行くんじゃないかな」と予想しながら読んでいました。
皆さんは、どのようにしてねずみさんは壁の向こうに行ったと思いますか?
絵本では、ねずみさんは壁の向こうから飛んできた空色の鳥の背に乗って、壁を飛び越え向こう側に行きます。
「えっ?けっこう簡単に向こうに行けちゃった・・・」というのが正直な感想でした。
(ねずみさんは地道に努力して壁を壊し、ついに向こう側へ行くことができました。)という物語かと思っていたので、序盤で軽々と壁を飛び越えてしまったことに拍子抜けしました。
そこで、ハッと自分の思い込みに気づきました。
壁を乗り越えるには、自分の力で、地道な努力が必要という思い込み。
どこで刷り込まれたんだ?この根性論。
ねずみさんの目的は、壁を壊したいということではなく、壁の向こうの世界を知りたいということです。
向こうの世界を知るには、人の力を頼っても、効率的に楽をしてもいいんです。
少しライフオーガナイズの片付けにも似ているなと思いました。
片付けの目的は、片付いた部屋ではなくて、その先の暮らしやすさなんですよね。
この後、ねずみさんが壁の向こうの世界で見たものに私はまた驚かされました。
「あー、そういうこと?!なるほどね~・・・」
皆さんもぜひこの驚きを味わってみてください。
ちなみに、絵本の中で、壁の中の動物たち(ねこ、きつね、くま、ライオン)が壁の向こうについて語るのですが、私はすべてに共感できました。
だから余計に心に残ったのかもしれません。
ちょっと見てみたいなと思った絵本は図書館から借りるのがお勧めですよ。
絵本ってすぐに読み終わってしまいますものね。
最後までお読みいただきありがとうございました。